【アメリカ8月中古住宅販売戸数】
 全米リアルター協会(NAR)が20日に8月の中古住宅販売戸数(企業が中古住宅を販売した戸数)を発表。

 8月の中古住宅販売戸数(季節調整済年率換算値)は前月比横ばいの534万戸。

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 詳細は全米リアルター協会で確認できます。

 8月の中古住宅販売戸数は前月比横ばいの年率換算534万戸となりました。住宅需要に強さはあるものの供給量は依然少なく、販売価格は前年同月を上回り続けています。

 販売戸数を種類別でみると一戸建て住宅は前月比横ばい、集合住宅も前月比横ばいとなりました。基調となる一戸建ての動きを見ると前月比で下げ幅は縮小、前年同月比でも下げ幅を縮小となっており下げ止まりそうです。

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 一方、在庫戸数も前月比横ばいの192万戸となりましたが前年同月比2.7%増とおよそ3年ぶりに前年同月を上回りました。種類別にみると一戸建て住宅は前月比0.6%減と2ヶ月連続で減少したのに対し、集合住宅は前月比4.8%増と2ヶ月ぶりに増加しています。

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 供給月数は前月から横ばいの4.3ヶ月と住宅在庫の適正水準である6ヶ月前後には遠く及ばない状況が続いています。種類別にみると一戸建て住宅は前月から横ばいの4.3ヶ月、集合住宅は前月から0.2ヶ月増の4.5ヶ月となっています。

 販売価格(中央値)は前年同月比4.6%上昇と前月(4.3%上昇)から加速、前年同時期と比べると鈍化はしているものの依然として高い伸びを維持しています。
 種類別にみると一戸建て住宅(4.9%上昇)が前月(4.5%上昇)から加速、集合住宅(2.0%上昇)は前月(3.2%上昇)から鈍化しています。

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 今後ですが住宅需要は一時ほどの勢いはないものの引き続き強め、ただ在庫が上向いているものの依然として限定的なため販売価格は上昇が続き、住宅ローン金利の動きを考えると販売価格が落ち着くまで販売戸数は前月比で一進一退、前年同月比では前年並みで推移しそうです。

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