【6月景気ウォッチャー調査】
 内閣府が9日に6月の景気ウォッチャー調査(景気に敏感な職業に就いている2050人への景況・見通し調査)を発表。

 6月の現状判断(3ヶ月前と比較)DIは前月から1.0ポイント上昇の48.1。
 先行き(3ヶ月程度先)判断DIは前月から0.8ポイント上昇の50.0。

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 内閣府は「緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる。先行きについては、人手不足、コストの上昇等に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」としています。

 詳細は内閣府で確認できます。

 6月の景気ウォッチャー調査の現状判断(3ヶ月前と現在の比較)は前月から1.0ポイント上昇の48.1と2ヶ月ぶりに上昇しました。内訳をみると企業動向関連が低下したのに対し家計動向関連や雇用関連が上昇しています。

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 構成指数をみると家計動向関連(46.9)は前月から1.7ポイント上昇と2ヶ月ぶりに上昇しました。飲食関連(42.9)が前月から3.3ポイント低下したのに対し小売関連(45.9)が前月から2.2ポイント上昇、住宅関連(50.3)が前月から2.5ポイント上昇しています。
 判断理由をみると飲食関連は来客数が伸び悩んだほか大阪北部を襲った地震の影響があった模様です。一方、小売関連は富裕層の動きが良かったほか暑さによりエアコンなどの動きが良かったようです。また住宅関連は消費税増税前の駆け込み需要なのか建築相談などの来客数が一部で増加している模様です。

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 企業動向関連(49.2)は前月から0.9ポイント低下と2ヶ月連続で低下しました。製造業(47.6)は前月から1.1ポイント低下、非製造業(50.6)も前月から1.3ポイント低下しています。
 判断理由をみると受注量や販売量が前年同月と比べると減少しているなかで燃料や原材料価格が上昇しており業績が悪化しやすくなっているようです。

 最後に雇用関連(53.4)は前月から0.1ポイント上昇と2ヶ月連続で上昇しました。
 判断理由をみると依然として売り手市場のようで企業側は人材確保に困難な状態が続いているようです。ただ年初に比べると求人数が減少しているとのコメントが目立ちます。

 先行き判断(3ヶ月先と現在の比較)は前月から1.3ポイント上昇の49.7と2ヶ月ぶりに上昇しました。内訳をみると雇用関連が低下したのに対し家計動向関連や企業動向関連が上昇しています。

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 構成指数をみると家計動向関連(49.4)は前月から0.3ポイント上昇と6ヶ月ぶりに上昇しました。飲食関連(45.0)が前月から2.2ポイント低下したのに対し小売関連(49.9)が前月から2.5ポイント上昇、住宅関連(51.7)が前月から2.0ポイント上昇しています。
 判断理由をみると飲食関連は予約状況や暑さが厳しくなることから来客増が見込みにくいほか大阪北部地震の影響を懸念するコメントも。一方、小売関連は暑さから夏物商材の動きが良くなるとみているほかボーナスにより販売量が増えるとの見込みが多く、住宅関連は消費税増税前までは来客数の増加をを予想しているようです。

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 企業動向関連(50.1)は前月から0.6ポイント上昇と2ヶ月ぶりに上昇しました。製造業(50.1)が前月から1.1ポイント上昇しています。
 判断理由をみると海外の動きに懸念はあるものの新製品などで販売量や受注量は増加していくとの見方が多くなっています。
 
 最後に雇用関連(51.8)は前月から2.9ポイント低下と3ヶ月ぶりに低下しました。
 判断理由をみると求職者数が少ない状態が続くなか求人への費用は抑え気味、賃金上昇の動きは鈍いなどもあり雇用情勢は変わらないと考えられているようです。

 今後ですが家計動向関連が上昇したものの住宅によるところが大きいほか、企業動向関連は受注減やコスト上昇に伴う収益低下、先行きも海外の貿易政策などで慎重な姿勢が見受けられることから景況は一進一退の動きが続きそうです。

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