【5月経常収支】
 財務省が9日に5月の国際収支状況速報(居住者と非居住者間で行われた取引の合計金額)を発表。

 経常収支は前年同月比+2451億円の1兆9383億円の黒字。

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 詳細は財務省で確認できます。

 5月の経常収支(原数値)は1兆9383億円の黒字と47ヶ月連続で黒字となりました。前年同月と比べると第一次所得収支が黒字幅を拡大、市場予想(1兆2260億円の黒字)を上回っています。

 内訳をみると貿易収支(3038円の赤字)は前年同月から赤字幅が拡大しました。輸出額、輸入額ともに前年同月から増加しましたが輸入額の増加幅が輸出額の草加幅を上回り赤字幅は拡大しています。
 サービス収支(423億円の黒字)は前年同月から黒字幅が縮小しました。旅行収支の黒字幅が拡大したのに対し輸送収支の赤字幅が拡大しています。
 第一次所得収支(2兆3980億円の黒字)は前年同月から黒字幅が拡大しました。配当金・配分済支店収益を含む直接投資収益の黒字幅が拡大しています。

 一方、季節調整値でみると経常収支は1兆8500億円の黒字と前月(1兆8855億円の黒字)から黒字幅は縮小しましたが50ヶ月連続で黒字となりました。

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 内訳をみると貿易収支(789億円の黒字)は前月から黒字幅を縮小しましたが3ヶ月連続で黒字となりました。輸出(6兆7625億円)が3ヶ月ぶりに減少したのに対し輸入(6兆6836億円)は2ヶ月連続で増加しています。

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 サービス収支(1726億円の赤字)は7ヶ月連続で赤字となりました。受取額(1兆7063億円)が2ヶ月連続で減少し、支払額(1兆7885億円)は2ヶ月ぶりに増加しています。
 収支の内訳をみると旅行収支(1962億円の黒字)は黒字を拡大したのに対し輸送収支(1411億円の赤字)やその他サービス収支(2277億円の赤字)は前月から赤字を拡大しています。

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 第一次所得収支(2兆1028億円の黒字)は前月から黒字幅を拡大しました。受取額(3兆899億円)が2ヶ月ぶりに増加して初めて3兆円台に、支払額(9870億円)は2ヶ月連続で減少しています。
 収支の内訳をみると直接投資収益(1兆2155億円の黒字)、証券投資収益(8334億円の黒字)ともに前月から黒字幅を縮小しています。

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 今後ですが貿易収支は輸出、輸入ともにかなり緩やかに増加しそうでほぼ均衡、サービス収支は旅行収支が黒字を維持するものの輸送収支やその他サービス収支の赤字は拡大しやすく赤字が続きそうです。一方、第一次所得収支は大幅な黒字を維持しそうです。

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 以上から経常収支は今の水準もしくは若干下回る水準の黒字を維持しそうです。


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