【11月第3次産業活動指数】
 経済産業省が16日に11月の第3次産業活動指数(非製造業やサービス業などの生産活動)を発表。

 11月の第3次産業活動指数(以下、季節調整値)は前月比1.1%上昇の105.9(2010年=100)。前月は0.2%上昇。

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 経済産業省は基調判断を「持ち直しの動きが見られる」に上方修正しました。

 詳細は経済産業省で確認できます。

 11月の第3次産業活動指数(季節調整値)は前月比1.1%上昇と2ヶ月連続で上昇しました。卸売業や生活娯楽関連サービスや情報通信業などが上昇し上昇しています。

 業種別にみると低下した業種は「事業者向け関連サービス」(▲1.3%)と「不動産業」(▲0.3%)の2業種、上昇した業種は「卸売業」(+1.7%)や「生活娯楽関連サービス」(+2.4%)、ソフトウェア業を含む「情報通信業」(+1.8%)、「運輸業」(+1.9%)など9業種となりました。

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 対事業所と対個人に再編集した系列でみると「対事業所サービス」(+1.1%)が2ヶ月連続で上昇、「対個人サービス」(+1.6%)も2ヶ月ぶりに上昇しました。3ヶ月移動平均でみると対事業所サービス、対個人サービスともに横ばい圏の上端での推移となっています。

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 さらに対個人サービスの内訳をみると「非選択的個人向けサービス」(+0.5%)が2ヶ月ぶりに上昇
、「し好的個人向けサービス」(+3.4%)も2ヶ月ぶりに上昇しました。3ヶ月移動平均でみると非選択的個人向けサービスが横ばい圏での推移、し好的個人向けサービスは横ばい圏の上端での推移となっています。

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 原数値でみると前年同月比1.7%上昇と前月(0.9%上昇)から上げ幅を拡大しました。細かくみると「卸売業」(+0.5%)が6ヶ月ぶりに前年同月を上回ったほか「生活娯楽関連サービス」(+1.6%)も3ヶ月ぶりに前年同月を上回っています。

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 今後ですが11月の結果は良かったものの10月の反動も考える必要があり経済産業省の基調判断は強気すぎるように思います。とはいえサービス業の企業活動に一定の強さは出てきており対事業所向けを中心に緩やかに上向く動きが続きそうです。


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