【7月家計調査】
総務省統計局が29日に7月の家計調査(家計の収支状況)を発表。
内訳をみると「交通・通信」(+9.1%)が3ヶ月連続でプラス、「被服及び履物」(+6.3%)が3ヶ月ぶりにプラスとなったのに対し「食料」(▲1.1%)が12ヶ月連続でマイナスとなったほか「教養娯楽」(▲2.7%)が3ヶ月連続でマイナス、「教育」(▲10.7%)や「住居」(▲4.6%)が2ヶ月ぶりにマイナスとなっています。
品目をみると「諸雑費」や「自動車関連費」、「通信費」、「家庭用耐久財」などがプラスだったのに対し「交際費」や「設備修繕・維持」、「保健医療」、「補習教育」などがマイナスとなっています。
消費支出を日数、物価、世帯人数、世帯主年齢による変動の影響を除いた消費水準指数をみると消費支出は前月比1.1%減と2ヶ月ぶりに減少、ブレが大きい住居等を除いた消費支出は前月比1.2%増と2ヶ月ぶりに増加しています。
まとめると消費支出は多くの品目で前月から減少したことから低調だったと判断できます。ただ設備修繕・費用のブレが大きいことを考えると見た目ほどは悪くなかったようにも見えます。消費支出の動きを追える消費水準指数の動きをみる限り、上向く動きは小さいながらも維持されているかなと。
次に勤労者世帯の状況をみると収入面では実収入が前年同月比3.5%増と2ヶ月連続でプラス、内訳をみると世帯主収入(+4.1%)が2ヶ月連続でプラス、配偶者収入(+1.3%)も7ヶ月ぶりにプラスとなりました。税金や社会保険料など非消費支出を除く可処分所得も前年同月比2.1%増と2ヶ月連続でプラスとなっています。
一方、消費支出は前年同月比1.5%増と前月(6.7%増)から上げ幅を縮小しましたが3ヶ月連続でプラスを維持しています。
季節調整値でみると実収入が前月比4.0%増と2ヶ月連続で増加、可処分所得も前月比2.2%増と2ヶ月連続で増加しました。一方、消費支出は前月比4.1%減と4ヶ月ぶりに減少しています。ここの所、収入と消費が異なる動きをする月が多くなっているのは気になるところです。
今後ですが勤労者世帯の収入は緩やかな増加が続いているものの消費支出はこれまでの家計の厳しさや先行きの収入増加を期待しづらいことから貯蓄に回りやすいなどで小幅の増加にとどまりそうです。また、勤労者以外の世帯は収入面で懸念があるのか消費支出はマイナス圏での推移が続いており、今のところ改善の動きは強いものはなさそうで全体での消費支出は横ばい圏での推移が続きそうです。
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総務省統計局が29日に7月の家計調査(家計の収支状況)を発表。
7月の二人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比0.2%減の27万9197円、前月は2.3%増。
実質消費支出(除く住居等)は前年同月比0.5%増の24万4323円、前月は0.1%増。
詳細は総務省統計局で確認できます。
7月の消費支出(以下、実質)は前年同月比0.2%減と2ヶ月ぶりにマイナスとなりました。住居等の支出がマイナスに転じるなどで市場予想(0.7%増)より悪い結果となっています。ただ支出のブレが大きい住居等(自動車等購入費や贈与金、仕送り金を含む)を除いた消費支出は前年同月比0.5%増と2ヶ月連続でプラスとなっています。
内訳をみると「交通・通信」(+9.1%)が3ヶ月連続でプラス、「被服及び履物」(+6.3%)が3ヶ月ぶりにプラスとなったのに対し「食料」(▲1.1%)が12ヶ月連続でマイナスとなったほか「教養娯楽」(▲2.7%)が3ヶ月連続でマイナス、「教育」(▲10.7%)や「住居」(▲4.6%)が2ヶ月ぶりにマイナスとなっています。
品目をみると「諸雑費」や「自動車関連費」、「通信費」、「家庭用耐久財」などがプラスだったのに対し「交際費」や「設備修繕・維持」、「保健医療」、「補習教育」などがマイナスとなっています。
季節調整値でみると消費支出は前月比1.9%減と4ヶ月ぶりに減少、ブレが大きい住居等を除いた消費支出も前月比0.3%減と2ヶ月ぶりに減少しました。
内訳をみると「家具・家事用品」(+10.5%)や「被服及び履物」(+15.5%)などが増加したのに対し「住居」(▲4.6%)や「保健医療」(▲7.0%)、「教養娯楽」(▲1.2%)などが減少しています。
内訳をみると「家具・家事用品」(+10.5%)や「被服及び履物」(+15.5%)などが増加したのに対し「住居」(▲4.6%)や「保健医療」(▲7.0%)、「教養娯楽」(▲1.2%)などが減少しています。
消費支出を日数、物価、世帯人数、世帯主年齢による変動の影響を除いた消費水準指数をみると消費支出は前月比1.1%減と2ヶ月ぶりに減少、ブレが大きい住居等を除いた消費支出は前月比1.2%増と2ヶ月ぶりに増加しています。
まとめると消費支出は多くの品目で前月から減少したことから低調だったと判断できます。ただ設備修繕・費用のブレが大きいことを考えると見た目ほどは悪くなかったようにも見えます。消費支出の動きを追える消費水準指数の動きをみる限り、上向く動きは小さいながらも維持されているかなと。
次に勤労者世帯の状況をみると収入面では実収入が前年同月比3.5%増と2ヶ月連続でプラス、内訳をみると世帯主収入(+4.1%)が2ヶ月連続でプラス、配偶者収入(+1.3%)も7ヶ月ぶりにプラスとなりました。税金や社会保険料など非消費支出を除く可処分所得も前年同月比2.1%増と2ヶ月連続でプラスとなっています。
一方、消費支出は前年同月比1.5%増と前月(6.7%増)から上げ幅を縮小しましたが3ヶ月連続でプラスを維持しています。
季節調整値でみると実収入が前月比4.0%増と2ヶ月連続で増加、可処分所得も前月比2.2%増と2ヶ月連続で増加しました。一方、消費支出は前月比4.1%減と4ヶ月ぶりに減少しています。ここの所、収入と消費が異なる動きをする月が多くなっているのは気になるところです。
今後ですが勤労者世帯の収入は緩やかな増加が続いているものの消費支出はこれまでの家計の厳しさや先行きの収入増加を期待しづらいことから貯蓄に回りやすいなどで小幅の増加にとどまりそうです。また、勤労者以外の世帯は収入面で懸念があるのか消費支出はマイナス圏での推移が続いており、今のところ改善の動きは強いものはなさそうで全体での消費支出は横ばい圏での推移が続きそうです。
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