【イギリス9月雇用統計】
細かくみると就業者数は前期から+23万5000人と9か月連続で前期を上回り、失業者数は前期から▲12万6000人と7か月連続で前期を下回りました。就業者数の増加により就業率は前期から+0.5ptの75.3%となっています。
雇用者、自営業者別をみると雇用者数は前期から+21万8000人と7か月連続で前期を上回り、自営業者数は▲1万人と2か月ぶりに前期を下回りました。自営業者比率は前期から▲0.1ptの13.2%となっています。
労働時間をみると就業者全体では前期から+1.0時間の31.5時間。内訳ではフルタイム就業者は前期から+1.1時間の36.1時間と4か月連続で前期を上回り、パートタイム就業者は前期から+1.3時間の16.2時間と4か月連続で前期を上回っています。
賃金動向をみると賞与を含む総賃金は前年同期比+7.2%と13か月連続で前期を上回りました。業種別にみると「金融業・保険業、不動産業、事業支援業」(+11.1%)、「建設業」(+9.7%)、「卸売業・小売業、飲食・宿泊業」(+7.6%)が前期を上回っています。
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英国立統計局が12日に9月の雇用統計(就業者数や失業者数など雇用関連の状況)を発表。
6-8月の国際労働機関(ILO)基準の就業者数(16歳以上)は前期(3-5月)から+23万5000人。
失業者数は前期から▲12万6000人。
失業者数は前期から▲12万6000人。
失業率は前期から▲0.3ptの4.5%。
6-8月の失業率は前期(3-5月)から▲0.3ptの4.5%となりました。就業者が増加、失業者は減少が続いており市場予想と一致しています。
細かくみると就業者数は前期から+23万5000人と9か月連続で前期を上回り、失業者数は前期から▲12万6000人と7か月連続で前期を下回りました。就業者数の増加により就業率は前期から+0.5ptの75.3%となっています。
若年層(16-24歳)をみると就業者数は前期から+12万3000人と5か月連続で前期を上回り、失業者数は前期から▲4万人と9か月連続で前期を下回りました。就業者数が増加したため失業率は前期から▲1.3ptの12.2%となっています。
雇用者、自営業者別をみると雇用者数は前期から+21万8000人と7か月連続で前期を上回り、自営業者数は▲1万人と2か月ぶりに前期を下回りました。自営業者比率は前期から▲0.1ptの13.2%となっています。
一方、フルタイム・パートタイム別をみるとフルタイム就業者数が前期から▲2万2000人と7か月ぶりに前期を下回り、パートタイム就業者数は前期から+25万8000人と3か月連続で前期を上回りました。パートタイム就業者数が増加に転じておりパートタイム比率は前期から+0.6ptの24.6%となっています。
労働時間をみると就業者全体では前期から+1.0時間の31.5時間。内訳ではフルタイム就業者は前期から+1.1時間の36.1時間と4か月連続で前期を上回り、パートタイム就業者は前期から+1.3時間の16.2時間と4か月連続で前期を上回っています。
賃金動向をみると賞与を含む総賃金は前年同期比+7.2%と13か月連続で前期を上回りました。業種別にみると「金融業・保険業、不動産業、事業支援業」(+11.1%)、「建設業」(+9.7%)、「卸売業・小売業、飲食・宿泊業」(+7.6%)が前期を上回っています。
一方、消費支出に関連しやすい賞与を除く定期賃金も前年同期比+6.0%と14か月連続で前期を上回りました。業種別にみると「金融業・保険業、不動産業、事業支援業」(+9.3%)、「建設業」(+8.3%)、「卸売業・小売業、飲食・宿泊業」(+5.7%)が前期を上回っています。
今後ですが経済活動の拡大に伴い、労働需要は強まる状況が続いているため就業者数は増加が続きそうです。ただフルタイム就業者よりもパートタイム就業者の伸びが強い点をみると企業は雇用に対して慎重な姿勢が続いているとも考えられ、失業率は引き続き小幅の改善となりそうです。
一方、賃金伸率はピークアウトしつつあり、就業者が増加するなかでどの程度の水準で伸びを維持できるかがポイントに。足元では物価上昇率が上げ幅を拡大しており、低所得者を中心に消費支出が持続的に増加し続けるかどうかも気になるところです。
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