satoki_segawa

こぼれおちるもの

個人的な経済指標観測と実践している投資状況のメモです。

19 8月

オーストラリア7月雇用統計を振り返る

【オーストラリア7月雇用統計】
 オーストラリア連邦統計局が16日に7月の雇用統計(就業者数や失業者数など雇用関連の結果)を発表。

 7月の就業者数(以下、季節調整値)は前月から3900人減、前月は5万8200人減。
 失業者数は前月から5700人減、前月は3300人減。
 失業率は前月から0.1ポイント低下の5.3%。

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 詳細はオーストラリア統計局で確認できます。

 7月の失業率は前月から0.1ポイント低下の5.3%となりました。内容を見ると就業者が減少しており量的な改善は足踏みしましたが就業者の減少はパートタイムによるところが大きく質的改善は若干進んでいます。

 増減をみると就業者数は前月から3900人減と5ヶ月ぶりに減少、失業者数も前月から5700人減と3ヶ月連続で減少しています。

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 就業者数、失業者数ともに減少したため労働参加者は減少しました。このため労働参加率は前月から0.2ポイント低下の65.5%となっています。

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 就業者数の内訳をみるとフルタイム就業者数は前月から1万9300人増と2ヶ月連続で増加しました。男性が前月から6100人増と4ヶ月連続で増加、女性も前月から1万3200人増と2ヶ月連続で増加しています。
 一方、パートタイム就業者数は前月から2万3200人減と3ヶ月ぶりに減少しました。男性が前月から1万400人増と2ヶ月ぶりに増加、女性は前月から3万3600人減と3ヶ月ぶりに減少しています。

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 一方、失業者数を性別にみると男性は前月から9900人減と2ヶ月ぶりに減少、女性は前月から4200人増と6ヶ月ぶりに増加しています。

 今後ですが就業者が減少したもののフルタイム就業者は増加しており、雇用状況は見た目ほど悪くはないと考えてよさそうです。ただ企業は依然としてパートタイム就業者の雇用も増やしており、失業率は低下やすくなるものの賃金上昇率も小幅の状態が続きそうで消費支出は拡大しにくくなるかもしれません。

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19 8月

7月貿易統計を振り返る

【7月貿易統計】
 財務省が16日に7月の貿易統計(貨物の輸出および輸入の数量もしくは金額計)速報を発表。

 7月の貿易収支は2312億円の赤字。
 輸出額は前年同月比3.9%増の6兆7474億円、輸入額は前年同月比14.6%増の6兆9786億円。

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 詳細は財務省貿易統計で確認できます。

 7月の貿易収支(原数値)は2312億円の赤字と2ヶ月ぶりに赤字となりました。前年同月と比べると輸出で鉄鋼や半導体等製造装置などが増加したのに対し自動車が減少、輸入では原油及び粗油や医薬品が増加したため市場予想(500億円の赤字)の赤字幅を上回っています。

 輸出をみると数量(+0.8%)が前月(+1.4%)から鈍化、価格(+3.0%)も前月(+5.2%)から鈍化しました。数量、価格ともに鈍化したことから金額(+3.9%)は前月(+6.8%)から鈍化しています。

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 輸出額を主要地域別にみると半導体製造装置が増加した「アジア向け」(+8.6%→+8.0%)が高い伸びを維持、医薬品が増加した「EU向け」(+9.3%→+6.4%)もプラス圏で推移したのに対し自動車が1割以上減少した「アメリカ向け」(▲1.0%→▲5.2%)が下げ幅を拡大しています。

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 品目別にみると原動機を含む「電気機器」(+8.1%→+7.0%)や「化学製品」(+11.6%→+10.9%)、「原料別製品」(+9.5%→+7.1%)などが高い伸びを維持したのに対し自動車を含む「輸送用機器」(+2.7%→▲4.0%)は4ヶ月ぶりに前年同月を下回っています。

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 一方、輸入をみると数量(+4.1%)が2ヶ月ぶりに前年同月を上回り、価格(+10.2%)も前月(+9.0%)から加速しました。数量が前年同月を上回ったことから金額(+14.6%)は前月(+2.5%)から加速しています。

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 品目別にみると原油及び粗油を含む「鉱物性燃料」(+9.3%→+30.7%)が加速したほか医薬品を含む「化学製品」(▲0.4%→+28.8%)や通信機を含む「電気機器」(▲0.7%→+7.0%)が2ヶ月ぶりに前年同月を上回り、自動車を含む「輸送機器」(+5.0%→+16.4%)等も前月から加速しています。

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 今後ですが輸出は自動車がアメリカ向けやEU向けで前年同月を下回っており前年の裏や西日本豪雨の影響がありそうで8月もプラス寄与になるかどうか怪しく、今のところ半導体製造装置など資本財などが前年同月を上回っていますがアジアなど海外経済の動向を見ると維持できるか微妙なことから増加するとしても小幅となりそうです。
 一方、輸入は原油価格の上昇やふたたび医薬品が伸び始めたことから、当面は今の水準の伸びを維持しそうです。

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19 8月

アメリカ6月企業在庫を振り返る

【アメリカ6月企業在庫】
 米商務省が15日に6月の企業在庫(企業の在庫および売上の金額計)を発表。

 6月の企業在庫(以下、季節調整値)は前月比0.1%増の1兆9372億ドル、前月は0.3%増。
 企業売上は前月比0.3%増の1兆4522億ドル、前月は1.3%増。

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 詳細は米商務省で確認できます。

 6月の企業在庫は前月比0.1%増と3ヶ月連続で増加、企業売上も前月比0.3%増と5ヶ月連続で増加しました。売上、在庫ともに増加したものの売上の伸びが大きく対売上高在庫比率は前月から0.01ヶ月減の1.33ヶ月となっています。
 売上が増加する状況が続いており在庫を積み増しやすくなっています。

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 産業別にみると川下の小売業は在庫(+0.1%)が3ヶ月連続で増加、売上は横ばいとなりました。売上が横ばい、在庫も小幅の増加になったため対売上高在庫比率は前月から横ばいの1.43ヶ月となっています。
 在庫の動きを細かくみると「建設資材・園芸」(+1.5%)が前月から増加した以外は横ばいもしくは減少しています。

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 川上の卸売業は在庫(+0.1%)が8ヶ月連続で増加、売上(▲0.1%)は5ヶ月ぶりに減少しました。売上が減少、在庫が増加したもののともに小幅だったため対売上高在庫比率は前月から横ばいの1.25ヶ月となっています。

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 最後に上流の製造業は在庫(+0.1%)が13ヶ月連続で増加、売上(+1.0%)も12ヶ月連続で増加しました。売上の増加に伴い対売上高在庫比率は前月から0.02ヶ月減の1.33ヶ月となっています。

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 今後ですが在庫は増加が続いているものの良好な消費マインドもあり小幅なものとなっており在庫水準が企業の生産・売上計画に影響を与えることはないように見えます。むしろ川下の小売業の売上の動きが気になりますが売上が比較的堅調なことから、川上を中心に在庫を積み増す動きをするかもしれません。
 
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