satoki_segawa

こぼれおちるもの

個人的な経済指標観測と実践している投資状況のメモです。

19 5月

オーストラリア4月雇用統計を振り返る

【オーストラリア4月雇用統計】
 オーストラリア連邦統計局が16日に4月の雇用統計(就業者数や失業者数など雇用関連の結果)を発表。

 4月の就業者数(以下、季節調整値)は前月から+2万8400人。前月は+2万7700人。
 失業者数は前月から+2万1200人。前月は+1万8700人。
 失業率は前月から+0.1ptの5.2%。

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 詳細はオーストラリア統計局で確認できます。

 4月の失業率は前月から+0.1ptの5.2%となりました。就業者、失業者ともに増加したため失業率は上昇、市場予想(5.1%)を上回っています。失業率は上昇したものの就業者は増加しており量的には悪化しているとは言えませんがフルタイムの就業者が減少しており質的には悪化していると判断できます。

 増減をみると就業者は前月から+2万8400人と9ヶ月連続で増加、失業者は前月から+2万1200人と2ヶ月連続で増加しています。

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 就業者、失業者ともに増加したため労働参加者は増加しており、労働参加率は前月から+0.1ptの65.8%となりました。労働参加率が65.8%となったのは15ヶ月ぶりになります。

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 次に就業者の内訳をみるとフルタイム就業者は前月から▲6300人と2ヶ月ぶりに減少しました。男性が前月から▲2万300人と2ヶ月ぶりに減少、女性は前月から+1万4000人と5ヶ月連続で増加しています。

 一方、パートタイム就業者数は前月から+3万4700人と2ヶ月ぶりに増加しました。男性が前月から+1万2000人と2ヶ月ぶりに増加したのに対し女性は前月から+2万2700人と2ヶ月ぶりに増加しています。

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 最後に失業者数の内訳をみると男性は前月から+1万1400人と3ヶ月連続で増加、女性は前月から+9800人と2ヶ月連続で増加しています。

 今後ですが4月は失業率が上昇しましたが、労働参加者の増加によるところがありまた就業者が9ヶ月連続で増加するなど労働需要は底堅さを維持していると判断できます。ただフルタイムの就業者は再び減少しており昨年ほど雇用情勢は良くないと見られ賃金上昇率は伸び悩みやすい状態が続きそうです。

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19 5月

アメリカ4月鉱工業生産を振り返る

【アメリカ4月鉱工業生産】
 米連邦準備理事会(FRB)が15日に4月の鉱工業生産(事業所の生産状況)を発表。

 4月の鉱工業生産指数(以下、季節調整値)は前月比▲0.5%の109.2(2012年=100)。前月は+0.2%。

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 詳細は米連邦準備理事会(FRB)で確認できます。

 4月の鉱工業生産は前月比▲0.2%と2ヶ月ぶりに減少しました。鉱業が増加したのに対し主力の製造業が減少となり市場予想(横ばい)を下回っています。

 産業別に数字をみると鉱業は前月比+1.6%と4ヶ月ぶりに増加、7割以上を占める製造業は前月比▲0.5%、公益事業は前月比▲2.6%とともに2ヶ月ぶりに減少となっています。

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 財別にみると消費財は前月比▲1.2%と3ヶ月ぶりに減少しました。「耐久消費財」(▲0.8%)が2ヶ月連続で減少、「非耐久消費財」(▲1.3%)も2ヶ月ぶりに減少しています。
 耐久消費財では「自動車・同部品」(▲1.8%)が3ヶ月ぶりに減少したほか「家具・家事用品」(▲1.4%)が4ヶ月連続で減少、非耐久消費財では「エネルギー」(▲3.6%)が2ヶ月ぶりに減少しています。

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 資本財は前月比▲1.5%と2ヶ月ぶりに減少しました。「防衛・宇宙開発」(+1.0%)は増加しましたが「企業設備財」(▲2.1%)や「石油・ガス生産設備他」(▲1.2%)が2ヶ月ぶりに減少しています。企業設備財では「輸送設備」(▲4.0%)が3ヶ月ぶりに減少しています。

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 他の財をみると原材料(+0.2%)は4ヶ月ぶりに増加しました。「非耐久財材料」(+0.9%)や「エネルギー材料」(+0.7%)が増加しています。
 また非工業供給品(▲0.6%)は2ヶ月ぶりに減少しました。建設供給品(▲0.6%)が2ヶ月ぶりに減少しています。

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 製造業の生産を業種別にみると耐久財(▲0.9%)は2ヶ月ぶりに減少、非耐久財(▲0.1%)も2ヶ月ぶりに減少しました。耐久財では「自動車・同部品」(▲2.6%)や「機械」(▲2.6%)が減少しています。

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 設備稼働率をみると鉱工業全体では前月から▲0.6ptの77.9%となりました。鉱業(91.4%)は前月から+1.1ptと4ヶ月ぶりに上昇したものの公益事業(76.2%)が前月から▲2.9ptと4ヶ月ぶりに低下、製造業(75.7%)も前月から▲0.5ptと2ヶ月ぶりに低下しています。
 なお製造業の中では「自動車・同部品」(75.2%)が2ヶ月連続で低下しています。

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 今後ですが海外経済の鈍化や米中間の貿易摩擦などで製造業は生産に慎重となる姿勢が広がってきているようにに見え、製造業や川下の卸売業や小売業の在庫状況などを考えると生産が再び拡大に向かうのは時間がかかりそうです。

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19 5月

アメリカ4月小売売上高を振り返る

【アメリカ4月小売売上高】
 米商務省が15日に4月の小売売上高(小売業の販売合計)を発表。

 4月の小売売上高(以下、季節調整値)は前月比▲0.2%、前月は+1.7%。

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 詳細は米国勢調査局で確認できます。

 4月の小売売上高は前月比▲0.2%と2ヶ月ぶりに減少しました。自動車・同部品やガソリンスタンドが減少、市場予想(+0.2%)を下回っています。
 なおブレが大きい自動車・同部品、建設資材・園芸、ガソリンスタンドや飲食サービスを除くコア小売売上高も前月比▲0.0%と2ヶ月ぶりに減少しています。

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 品目別にみると「ガソリンスタンド」(+1.8%)が3ヶ月連続で増加、「飲食サービス」(+0.2%)が4ヶ月連続で増加したのに対し「自動車・同部品」(▲1.1%)や「建設資材・園芸」(▲1.9%)は2ヶ月ぶりに減少しています。

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 コア小売売上高に含まれる部門では「総合小売」(+0.2%)や「食品・飲料」(+0.2%)が増加したのに対し「家電製品」(▲1.3%)や「無店舗小売」(▲0.2%)が減少しています。

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 基調をみるため前年同月比(季節調整値)でみると小売売上高全体では前年同月比+3.1%と前月(+3.8%)から鈍化、コア小売売上高も前年同月比+2.9%と前月(+3.6%)から鈍化しました。ブレが大きいため3ヶ月移動平均でみると3%近傍に加速しています。

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 今後ですが3月の急増に対して4月は小幅の減少にとどまっており消費支出の勢いは強くはないものの緩やかな増加は維持できるように見えます。ただ原油価格上昇により燃料価格の上昇や中国からの輸入品については追加関税措置により価格が上昇しそうで品目によっては売上が鈍るかもしれません。

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